なぜECアプリが必要か?

スマホ時代にアプリは必須

視聴行動分析サービスを提供しているニールセンデジタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)の2017年7月の発表によると、スマートフォン1日あたりの平均利用時間は3時間9分となっています。
その利用内訳は、アプリからの利用時間がwebブラウザからの利用時間の約5.5倍となり、全体の85%を占めるというものでした。

つまり単純に結果だけを見ても、webサイトをアプリに変えるだけで利用時間が増えるというメリットが期待できます

ECサイトのアプリ化は売り上げに貢献!

Eコマース大手サイトはすでに対応を済ませており、売上を上げるためにはすでに必須事項と言えます。
スマートフォンの使用用途は様々ですが、やはりSNSなどの情報発信が用途の主流であることは変わりません。
ただ徐々にショッピングツールとしての利用も拡大してきており、今後ますます需要が増すことは間違いないでしょう。

事実、実店舗に商品を見に行っても、購入はインターネットサイトからという消費者も登場しています。
これをチャンスと見れば、新規ユーザーの取り込みにもつながるでしょう。

また、アプリ化はユーザーの接触回数が増えるだけでなく、サイトの滞在時間を大幅に延ばせる可能性もあります。

プッシュ通知による開封率のアップ!

アプリによるプッシュ通知の開封率は平均50~70%といわれています。 対するメルマガの開封率は約5%未満と大きく引き離しています。

ECサイトのみで、ユーザーにアプローチする方法は限られていますが、 ECアプリにすることで、GPSプッシュ(実店舗の近くにユーザーが来たら自動プッシュ通知)の機能や、 予約プッシュ通知機能、セグメントプッシュによる顧客の囲い込みができ、顧客への接触頻度を増やすことが簡単にできるのが大きなメリットです。

メルマガより高い開封率のプッシュ通知でリピート施策

スマホのプッシュ機能を活用してお知らせすれば、メルマガより高い開封率が得られます。従来は会員登録してもらったユーザーのメールアドレスに対して、メルマガを送付していましたが、メール自体を見る頻度が減った現在では効果が年々少なくなっているといえます。

メールアプリ自体にもプッシュ機能は適応されていますが、大半のユーザーが毎日さまざまなメールが届くため、プッシュ通知をオフにしている可能性があります。しかし、ECアプリ自体のプッシュ機能を利用することで、ユーザーに不快感を与えずに通知を確認してもらえます。さらに、新着商品やクーポン情報など速報性の高い情報を届けることで、リピート施策にもつながるでしょう。

理想としては、詳細な情報を配信したい場合はメルマガ、速報性の高い情報を配信したい場合はアプリのプッシュ通知など併用することで、ユーザーへの接点を増やしていくことが効果的です。

実店舗を持っている場合、オムニチャネル施策との相性がよい

ECサイトと実店舗の双方を持っている場合、ECアプリ自体がオムニチャネル施策と非常に相性がよいです。
たとえば、プッシュ通知を活用して店舗限定商品の情報や、店舗限定クーポンを届けることで実店舗への来店を促せます。

さらに、位置情報機能を活用すれば、ユーザーは自宅近隣の店舗を探すこともできます。そのため、実店舗を持っている場合は、ECアプリを用いたオムニチャネル施策と相性がよいです。また、ECアプリに会員証の機能を付与していれば、紙媒体のカードの発行を減らしコスト削減にもつながります。